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家族同伴もありな外資系企業の海外出張

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外資系企業の社員は出張に家族を連れていく

こんにちは、外資元人事の豊(ゆたか)です。

外資系企業で働き始めて最初に驚いた事の1つが、出張に家族を連れて来ている社員がいた事でした。暫くするとそういうカルチャーだと自分の中でも当たり前になりましたが、日本の普通の企業ではあり得ないなと感じた事を鮮明に覚えています。

外資系企業の働き方の特徴の1つは自分の仕事さえ責任を持って行い結果を出してさえいれば、就業時間外はもちろんですが、就業時間内でも直接の仕事に関係する事以外は周りからとやかく言われる事がありません。

日本の企業で出張に家族を同伴させるという事は想像も出来ないと思いますが、外資系企業では出張に家族を一緒に連れて行く社員は普通にいます。家族を伴う事によって仕事にマイナスな影響さえ出なければ問題はないという考えです。逆に家族と一緒にいる事によって心配がなくなり仕事により集中して取り組む事ができるのではという理解もあります。

日系の企業であれば公私混同をするなと大きな批判を浴びそうな事ですが、家族との時間を優先する外国人社員ならではの考え方です。家族の分の旅費は当然ですが会社からは支給されません。家族分はあくまでも自腹ですが、自宅から遠く離れた海外でも自分の配偶者や子供と一緒に過ごせる事は社員にとっても安心感があり大事な事です。

仕事をする日中の時間帯は同伴した家族は観光等を楽しみ夜に合流する形です。社員は出張中は当然仕事が優先になりますが、海外出張のハードなスケジュールをこなす中でも夜には家族と会えると分かっていれば大きな励みになり、仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えます。

日本人社員では家族同伴の出張は少数派

日本人は外国人と比べた場合、出張に家族を連れていく社員は少ないですね。価値観の違いや各家庭の事情等があるのでしょうが、周りにどう思われるか不安だから、日本人の上司や同僚社員の理解が得られなそう等の理由も多いです。

そもそも出張は仕事だから家族を伴うという発想自体が日本では一般的でないですよね。私も海外で生活をしたり、外資系企業で働く前まではそうでした。しかし実際に何の抵抗もなく家族を連れていく外国人を見ていると社会や会社にある個人は個人という考え方と、家族や友人との時間を大切にする事は当たり前という価値観が広く共有されている事は羨ましく感じます。

日本でも自分の仕事に支障がない限りは出張に家族を伴う社員がいてもそれは個人の自由という寛容な考えが当然になれば、今より働きやすくそして生きやすい世の中になるのになと思います。

出張の時ぐらい家族と離れて楽しみたいという意見も勿論尊重しますが。

以上、家族同伴もありな外資系企業の海外出張でした。

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